「Tera計算」システムの全体構成と位置づけ

「Tera計算」システムは、生データの加工から現状分析、センターの自動設計、現場の微調整、そしてAIによる未来予測まで、上流から下流へデータが美しく循環する「ウォーターフォール(滝)構造」を持った総合エンジニアリングプラットフォームです。

ソフト名 役割・フェーズ 主な機能と処理内容
Tera計算0 データ加工 / 前処理
  • 生データの単位の揺れを「区分換算」で補正します。
  • 出庫回数を実際の庫内作業(ケース品とバラ品の保管・ピッキングエリアの違い)に直結させて再定義します。
  • パレートの法則に基づき、アイテムを5段階(A1, A2, B, C, D)に超高解像度でランク付けし、下流のすべての精度を担保する高品質な「特徴量」を生成する土台となります。
Tera計算1 現状分析 / EIQマトリクス
  • 実績ベース(過去・現在)の出荷データを使用し、EIQマトリクス表を作成して機器の割付や必要な物流スペースを計算します。
  • 現状の物流特性や作業負荷を正しく可視化・把握するためのモジュールです。
Tera計算2 自動規模計算(マクロ設計)
  • 出荷データから、配送センター全体の規模(必要なキャパシティ)や、敷地計算をボタン一つで自動計算する機能です。
  • センター全体の「マクロな鳥瞰図(規模感)」を瞬時に弾き出します。
Tera計算3 個別面積計算(ミクロ設計)
  • メイン機器の面積計算、フォークリフトの走行軌跡、各種ラック(パレット固定棚、中量棚、フロー棚、プッシュバック棚など)、さらには作業員の事務スペースまで計算します。
  • 現場のリアルな物理的制約に基づいた詳細な計算・微調整を「手計算」で行う機能です。
Tera計算4
(新設)
AI予測(未来シミュレーション)
  • E(出荷先)とI(アイテム数)の増減(原因)を入力条件とします。
  • AIが予測した未来の物流量Q(結果)を「EIQマトリクス表」として出力します。

「Tera計算4_AI予測」の持つ4つの意義

「Tera計算4」は、単なる数値予測ツールではなく、物流エンジニアが「物流の物理法則」と「AIの性質」を同時に学べる高度な教育・シミュレーションシステム(デジタルツイン)として、極めて深い意義を持っています。

「Tera計算」システムは、この「4_AI予測」が加わることで、【データ加工(0) ➔ 現状分析(1) ➔ マクロ設計(2) ➔ ミクロ設計(3) ➔ 未来のストレステスト(4)】という、他には類を見ない完璧な物流思考トレーニングシミュレーターへと進化を遂げています。