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jp eng tw ___ By 物流技術研究所
レイアウト設計・詳細分析

Tera計算1からレイアウト

Tera計算2に組み込まれていない高度な物流設備・機器を検討する際は、Tera計算1のEIQマトリクス表から作業運用別の集計を行い、レイアウトに必要な数値を算出します。

本章では、EIQマトリクス表を活用して作業運用区分を設定し、詳細レイアウト数値を導き出す手順を解説します。

1. 案1(Tera計算1)と案2(Tera計算2)の主な違い

設計アプローチにおける両案の大きな相違点は以下の4点です。

検討項目 案1:Tera計算1(作業運用重視) 案2:Tera計算2(保管・概算重視)
1. 物流機器・面積算定 設定機器に制限なし。EIQマトリクス作業運用集計値をもとに面積を手作業算定。 組み込み済み標準機器の面積を自動計算(組み込み機器以外の計算は不可)。
2. ランク設定キー ケース出荷=「ケース」、バラ出荷=「行(ピッキング回数)」。作業運用重視。 ケース・バラ共に「PL換算」。概算規模の早期導出重視(詳細時は案1が必要)。
3. 採用する出荷日 ピーク時出荷日(例:2022/05/09)を採用し、最大波動に必要な機器能力を計算。 全出荷データの平均を採用。全アイテム情報を網羅しピークは安全在庫で補う。
4. 選択機器の傾向 自動化・機械化(ソーター、ケース自動倉庫等)を意識した設備選定。 導入例が多い手作業・標準機器(PL固定棚、フォークリフト等)中心の選定。

第1節・第2節 導入機器の仕様検討と作業フロー構築

作業運用のイメージ(フロ-図の設定)

  • 1. ケース出荷: 高流動出荷先・高流動アイテムは仕分機(ソーター)で処理。低流動品は多段走行台車のケース自動倉庫を使用。
  • 2. バラ出荷: 高流動品はデジタル表示式フロー棚で処理。低流動品はケース自動倉庫を使用。
  • 3. 低流動統合処理(GTP): ケース出荷・バラ出荷共に作業負荷が大きい低流動品は、同一のケース自動倉庫(出庫ステーション)にて歩行なしで仕分け・ピッキングを実施。

第3節 作業運用のEIQマトリクス転記と運用別集計

EIQマトリクス表への割り当てと検証

作業運用(A、B1、B2、B3等)をEIQマトリクス表に割り当て、作業運用単位で「全出荷回数」「バラ数」「ケース換算」「PL換算」「重量換算」を集計します。集計値の合計が元の出荷先計・アイテム計と一致するかチェックを行います。

運用別集計一覧の読み方例

  • ケース出荷(全ケース換算):

    保管エリアから全918アイテム・6,449ケースを300出荷先へ出庫。
    [内訳]A運用:365アイテム・4,893ケース / B1運用:365アイテム・780ケース / B2運用:452アイテム・643ケース / B3運用:365アイテム・133ケース。

  • バラ出荷(全ケース換算):

    保管エリアから全2,393アイテム・3,174ケースを411出荷先へ出庫。
    [内訳]C運用:1,211アイテム・2,400ケース / B1運用:1,211アイテム・356ケース / B2運用:1,182アイテム・319ケース / B3運用:1,182アイテム・99ケース。

※運用別集計により、機器の必要保管量、入出庫数(補充含む)、出荷コンテナ必要数を正確に拾い出すことが可能です。

第4節〜第6節 作業運用別の機器設定とレイアウト検証

第4節 第1項 C作業運用とD作業運用の集計・機器設定

  • C作業運用(高流動バラ):

    1,200アイテム・2,400ケース(56PL換算)を保管エリアから一括出庫(151出庫回数)。フロー棚前面から3,843回ピッキングし、411出荷先(約9.35ピッキング/発送先)へ出荷。

  • D作業運用(低流動バラ):

    2,393アイテム・774ケース(24PL換算)を出庫用コンテナ容器(約550コンテナ、1コンテナ当たり約4.35アイテム)に入れてケース自動倉庫等で処理。

第5節・第6節 レイアウト図作成と投資対効果(ROI)の検討

フロー図に基づき物量を各工程へ記入後、作業動線と建物寸法に合わせて物流機器を配置(レイアウト作成)します。

📌 投資対効果(ROI)の比較評価項目

1. コスト面: 物流機器の初期投資額・メンテナンス維持費 VS 作業人員の削減人件費
2. 運用面: システムの運用難易度、安全性の確保、必要な設置面積の比較評価

Tera計算2の手作業中心レイアウトと案1の自動化レイアウトを比較検討し、最も優位性の高い最適システムを構築します。