ミルクラン輸送(巡回集荷)とは、1台のトラックが複数のサプライヤ(部品メーカー等)を巡回し、荷物を引き取って回収する物流手法です(牛乳業者が各農家を回ってミルクを集めていたことに由来します)。
この図では、物流が以下の3つのステップで流れています。
A地区・B地区・C地区のエリアごとに、トラックが複数のサプライヤ(Supplier)を巡回して荷物を回収します。
各地区で回収された荷物は、一度Distribution Center(DC)に集められます。
DCに集約された荷物は、納品代行輸送によって工場へ一括して運び込まれます。
効率的なミルクラン輸送を実現するために、荷主(取引先様)と物流会社(弊社担当)が協力して配車や数量の最適化を行っているプロセスです。
| 担当 | 業務内容 |
|---|---|
| 取引先様 |
・発注計画:いつ・どの部品がどれくらい必要かの計画作成 ・納期調整:サプライヤとの納入日の調整 |
| 取引先様 + 弊社担当 |
・積載数量調整:トラックの積載効率を高めるための数量調整 ・最適ミルクラン配車:効率的な巡回ルートや車両の手配計画 |
| 実輸送実施 |
・計画に基づき、実際のミルクラン輸送・納品代行を実施 |
個別納入(各サプライヤが個別に工場へ納品する方式)と比較して、以下のような大きなメリットがあります。
1社あたりの出荷量が少なくても、複数社を回ることでトラック1台あたりの積載率(満載率)を高め、輸送コストを抑えられます。
多数のサプライヤから個別にトラックが工場へ押し寄せるのを防ぎ、DCで一括集約して納品代行を行うことで、工場の荷卸し場(バース)の混雑を解消できます。
総走車数や空車走行距離を減らせるため、環境に優しい持続可能な物流を実現できます。
必要なものを必要な分だけ引き取ることができるため、工場側の在庫削減(ジャスト・イン・タイム)に寄与します。