物量の把握方法は部門によって異なります[cite: 17]。経営・経理部門は「金額」で把握し、営業部門は「数量」で把握します[cite: 17]。物流部門管理者は「数量と容積」で把握しますが、物流システムを設計・分析するためには、さらに踏み込んで「商品特性・出荷方法と物量の関係を時間の経過で把握」する必要があります[cite: 17]。
物流データは単に点で見るのではなく、線(From-To)や多次元で見る必要があります[cite: 17]。各工程を数量(個、トン、㎡)と時間の概念で即座に抽出できる元データを作成し、「EIQ分析」や「EIQVT分析」へと展開します[cite: 17]。
販売物流センターには、「出荷指示受信〆から指定出荷時間までに作業を完結する」「作業順番がある(荷降ろしの逆順)」「パレット・ケース入荷からケース・バラ出荷機能が必要」といった特性があります[cite: 17]。
入荷・保管・出荷のそれぞれのパターンをP(パレット)、C(ケース)、B(バラ)の単位に分けて分析する手法がPCB分析です[cite: 17]。保管を優先するか、出荷を優先するかによって最適なシステム構成を選定します[cite: 17]。
| 機器名 | 処理能力の目安 |
|---|---|
| A型Picマシン | 1,200トート / 時[cite: 17] |
| SASシステム | 600ケース / 時[cite: 17] |
| 仕分機 | 2,000〜10,000ケース / 時[cite: 17] |
| 高速分岐合流ライン | 2,000〜6,000ケース / 時[cite: 17] |
| ベルトコンベヤ (速度 20-70m/分) | 1,800〜3,600ケース / 時 (搬送ピッチによる)[cite: 17] |
データ分析に入る前に、以下のような現状調査表を作成し、システムや現場の状況を把握します[cite: 17]。
顧客から提供されるデータには、欠落や未入力項目が含まれることが多々あります[cite: 17]。例えば、商品マスターの形状(寸法)データがメンテナンスされていなかったり、ゼロ出荷・マイナス出荷のデータが混在していたりします[cite: 17]。
顧客との打ち合わせを通じて未記入データの取り扱いルールを決定し、救済できるデータは最大限活用しながら、全てのデータを集計して全体の整合性を合わせる必要があります[cite: 17]。
活動基準原価計算[cite: 17]。コストを発生させる作業単位(Activity)で原価を把握する手法です[cite: 17]。例えば、「時給1,000円のパートが1時間に200ケースをピッキングした場合、平均原価は5円/ケース」と計算します[cite: 17]。
コスト比率の高い部分に着目し、改善の動機付けや範囲を見極めます[cite: 17]。
アイテム単位に売上高や出荷量の多い順に並べ、A、B、Cの3つのグループに分けて管理します[cite: 17]。
食品センターの場合、一般的に上位20%のアイテム(Aランク)で全体の70%〜80%の物量を占め、残りの80%のアイテム(低流動品)で20%の物量となります[cite: 17]。
物流コンサルタントの鈴木震氏によって開発された手法で、物流の基本要素である以下の3つから物流センターの特性を分析します[cite: 17]。
これらをマトリクスに落とし込み、注文数の密度を見ることで、シングル・オーダー・ピッキングにするか、集約ピッキング(種まき)にするかといったピッキング方式の選択や、物流システムの設計判断に用います[cite: 17]。
システム構築に向けたEIQ分析は、以下の手順で進められます[cite: 17]。
分析結果を基に、「全てを機械に頼らない(手作業との併用)」「作業負荷の大きい低流動グループの機械化(SAS導入等)」「日々の物流波動に合わせた柔軟な運用」などのコンセプトを固めていきます[cite: 17]。
実際の分析では、データベース(DBのクエリー等)を利用して膨大なデータを集計します[cite: 17]。