誰もが使い慣れたExcel。しかし、物流データの分析においてExcelは「入り口」であっても「ゴール」ではありません。大規模データ(数万件〜)を扱う際、私はAccess(データベース)を強く推奨します。
Excelの限界
- 構造の脆弱性: 行の入れ替えや削除でデータが壊れやすい。
- 速度低下: データ増に伴い動作が極端に重くなる。
- 管理の分散: ファイルコピーにより最新版が不明確になる。
解説:Excelは「表計算」ソフトであり、大量のデータを安全に保管・抽出する「データベース」としての設計にはなっていないためです。
Access(DB)の優位性
- 整合性の維持: テーブル構造によりデータが保護される。
- SQLの高速処理: 100万行超でも瞬時に集計可能。
- スキルの汎用性: 得た知識が基幹システム(SQL Server等)に直結する。
解説:Accessで学ぶSQL(集計言語)は、企業の基幹システムでも共通して使われる「一生モノ」の技術になります。
「作る」苦労より「使う」価値を
分析ツールを自作することは料理を作ることに似ています。しかし、ビジネスで真に価値があるのは「結果をどう活用するか(食べること)」です。
Excelでの複雑な関数学習(DAX等)に時間を溶かすより、専門ソフトを活用して最短距離で結果を出す。この「仕組みの使い分け」こそがプロの仕事です。