06 ABC分析:出荷と在庫が合わない

実務において、「出荷のABC分析」「在庫のABC分析」の結果(ランク区分)が一致しないことに気付いていますか?

例えば、1週間の出荷データと在庫データをアイテムごとに集計し、それぞれの平均でABC分析を行うと、アイテム構成が全く合わない現象が起こります。

なぜ不一致が起こるのか?

例えば、あるA商品が出荷ランクでは「A1(最上位)」なのに、在庫ランクでは「C」になることがあります。

これは、入荷直前で在庫に「安全在庫」しか残っていないタイミングで分析を行ってしまうために起こる現象です。 このような状況は、皮肉なことに上位ランク(回転率の高い商品)ほど頻繁に発生します。

「出荷のABC分析」「在庫のABC分析」どちらを正と見るべきでしょうか。
出荷のための在庫なのですから。。。。。
もっと厄介なことに、区分された各グループの集計数は「出荷のABC分析」「在庫のABC分析」は同じになります。 グループ集計が同じで、構成されるアイテムが違うのです。

実在庫データに最大在庫日数と安全在庫日数のルールを加味して、安定運用時の在庫数に変換すると「出荷のABC分析」「在庫のABC分析」の結果(ランク区分)が一致します。

現在の出荷傾向が正で、在庫は出荷傾向により修正されるが側に有ることを知ってください。