
左図はtera計算2の在庫量推定画面のフローである。
在庫とは、出荷のために事前に入荷し保管保管している商品、在庫量はその物量。
在庫量は在庫日数と言う単位でも表現できる、在庫日数は出荷量の何日分に相当する物量と意味。 Tera計算では在庫(日)で記されたものは在庫日数のこと。
最大在庫は在庫の上限値、これ以上の在庫はしない。
安全在庫は 在庫量の下限値で常に確保している在庫、入荷品の遅れや予想以上の出荷が有った時はこの安全在庫から出荷する。
最大在庫から安全在庫を引いた在庫が変動する在庫で、日々の在庫の変動はこの範囲で上下する。
注文点は仕入発注してから入荷されるまでの期間を逆算して設定された発注日の在庫で、この注文点の在庫を最小在庫と言う。 仕入担当者は在庫が減じて最小在庫になると仕入発注する。
最大在庫日数を守り保管規模を小さくするためには、各アイテムの入荷日を分散(変動する在庫6日分180アイテムあれば一日30アイテム入荷)する。安定運用時在庫=変動する在庫/2+安全在庫の管理をすることで、配送センター全体の在庫量を最小かつ一定に保つことが出来る。 Tera計算ではこの管理された在庫を安定運用時在庫と呼ぶ。
計算例で説明する。下記の図で出荷数10個/日とすれば、「最大在庫=出荷数*最大在庫期間=10*8=80個」
「在庫の平均=最大在庫/2=40個」、「安全在庫=出荷数*安全在庫期間=10*2=20個、入荷期間が2日であれば、「最小在庫=安全在庫+(出荷量*入荷期間)=20+(10*2)=40個」となる。
Tera計算の在庫計算は在庫の平均ではなく、下記の安定運用時在庫の計算を行っている。
「変動する在庫=出荷数*(最大在庫期間-安全在庫期間)=10*(8-2)=60個」
「安定運用時在庫=(変動する在庫/2)+安全在庫=30+20=50個」
上記の計算で考えると、最小在庫時に仕入発注を繰り返すと最大在庫=最小在庫となり、出荷の3日前から、1日分の仕入発注を毎日繰り返すと「安全在庫+出荷数*1日」が最大在庫となる。 賞味期間の短い牛乳の配送センターのように、安全在庫もなく当日入荷の当日出荷を行っている配送センターもある。
しかし大半の配送センターは、最小在庫の2倍以上の在庫(最大在庫)を持っている。
仕入数により仕入単価が違う事や商品確保、メーカであれば製造ロットの確保等、全社的メリットを顧慮して最大在庫が設定されている。

Tera計算は、配送センター側の都合だけで出荷量が担保できる在庫量を設定すると現状と合わない少ない在庫設定となるので、最大在庫と安産在庫を任意に変更できるよう工夫している。
注:安定運用時在庫はTera計算説明のために使用した用語で在庫用語ではない。また、在庫の平均も在庫用語の平均在庫と意味が違う。在庫用語の平均在庫は他の書籍で確認頂きたい。
