第0節 Tera計算0のフロー

資料に基づき、出荷データ分析の第一段階である「Tera計算0」の役割と処理フローについて解説します。
Tera計算0のフロー図

Tera計算0の役割

Tera計算0は、配送センターの規模算出(Tera計算1・2)に先立ち、生データである出荷データを扱いやすい形に整理・加工するためのソフトです。この段階で、計算頻度の高い共通データをAccessの「T200」テーブルとして事前に作成・保持します。

処理の4つのステップ

具体的には、以下の手順でデータを加工します。

  1. 出荷形態の分離: 出荷データを「ケース出荷」と「バラ出荷」に分けます。
  2. 単位の換算: バラ数のデータを、物流設計に不可欠な「ケース数」「パレット(PL)数」「容積」「重量」へ一括換算します。
  3. ランクの作成: 出荷先とアイテム(商品)ごとに集計を行い、それぞれの流動性に応じた「出荷先ランク」と「アイテムランク」を付与します。
  4. 「T200」テーブルの生成: 上記の情報をすべて統合した、分析の核となるデータテーブルを完成させます。

流動性によるグループ化の重要性

効率的な配送センターを設計するためには、高流動なものと低流動なものを正確にグループ化し、それぞれに適した設備や運用を割り当てることが重要です。

  • 2:8の原則(パレートの法則): 以前は「2割のアイテムが8割の物量を占める」と言われていましたが、現在は情報管理の精度向上により、20%のアイテムで物量の50%、30%のアイテムで65〜70%程度を占める傾向にあります。
  • Tera計算0の狙い: この流動性の違いを明確に区分することで、機器設備の最適な配置を導き出します。