第6節 フロー棚の計算:高流動品のバラ出荷とピッキング効率の最適化

フロー棚の基本構造と計算

フロー棚は、後方から入荷した荷物が傾斜によって前方(出庫側)へ流れる構造で、先入れ先出し(FIFO)に適した棚です。特に、回転率の高い高流動商品のバラ出荷やピッキング作業に絶大な効果を発揮します。

ピッキング効率と運用上の注意点

フロー棚の設計では、作業者の属性(身長など)やピッキングの頻度を考慮することが重要です。

設計寸法(クリアランス)

計算画面

フロー棚のシミュレーション計算画面
フロー棚の構成と支柱共有

棚数=列数*連数
フロー棚は棚単体と連増し棚により構成されています。
(連増しは隣の棚と支柱を共有している棚です)

決まった棚幅にいろいろな寸法のケースが一時保管されるため、棚充填率は非常に悪いと推察されます。

フロー棚の側面図とピッキング作業イメージ
最上段の運用とピッキング

最上段は取りづらいので出庫頻度の少ない商品保管に充てます。
通常は女性がピッキングするので、踏み台を用意するか女性に合わせて最上段を低くする必要があります。

4段棚を3段にすると25%減となるため、ピッキング効率化か保管を優先するか悩みどころです。

建物との隣接クリアランスは100mmです。