常温倉庫を基準とした場合、温度帯が下がるほど断熱材の増厚、防露(防湿)施工、冷却設備能力の強化、および特殊な床防霜工事が必要になるため、建設コスト(坪単価・平米単価)は飛躍的に上昇します。
特に「マイナス帯(冷凍)」では床下の凍結(凍上)を防ぐ設備が必須となるため、イニシャルコストに大きな差が生じます。
※常温倉庫(ドライ)の建設坪単価を「1.0(基準)」とした場合の相対比率および概算イメージです。
| 温度帯 | 仕様概要 | 建設コスト相対比 | 主なコストアップ要因 |
|---|---|---|---|
| 常温(ドライ) | 標準構造(無空調〜一般空調) | 1.0 (基準) | 基本構造のみ |
| 冷蔵(+5℃) | チルド帯(断熱パネル+冷蔵設備) | 1.2 〜 1.4倍 | ・断熱ウレタンパネル施工(壁・天井) ・チルド用冷蔵ユニット・防露ドア |
| 緩冷凍(-5℃) | 高機能チルド〜氷温帯 | 1.35 〜 1.55倍 | ・断熱材の厚増し(100mm前後) ・ドックシェルター・前室の結露・防露対策強固化 |
| 冷凍(-25℃) | F級冷凍倉庫(ディープフリーズ) | 1.6 〜 2.0倍以上 | ・厚手断熱パネル(150〜200mm) ・床下凍上防止ヒーター/ピット ・二重防霜シャッター・大型冷凍機 |
イニシャル建設コストだけでなく、電気代とメンテナンス費も温度帯に比例して急増します。